そういう人って、多いですね。
私自身もホームページを作ったのが2000年だったから、かなり早い時期からネットの恩恵を受けていて
初期の頃は、ブログからの撮影依頼が多かった時期もありました。
SNSで集客して写真を仕事にしようとしている人へ
◎SNSに頼っていると<いいね>がどれだけ付くか気になっちゃって、
ついついウケ狙いというか、大物狙いになってしまうことが多いのかなあと感じています。
ホームラン打ちたいとか、でっかいマグロ釣りたいとかと同じ感じ。
でもさ、私も写真を仕事をかれこれ30年以上やってきて
ホームラン打てた時や、大マグロが釣れたときもあったけど、
一番大事なのは
ちゃんと食べて行くことが出来る食いっぱぐれない「田んぼ」が必要で大事なんだなあと思っています。
◎ウチの場合は、以前は建築の撮影がそうでした。
名古屋で中堅くらいの賃貸マンション建設管理会社の竣工写真を撮っていました。
今は、幼稚園などの学校関係の撮影が、うちの「田んぼ」になっています。
SNSは、たとえると狩猟に近いのかなあと思います。
狩猟だけで食べていこうと思うと、毎日血まなこで獲物を探さなければなりません。
疲れます。余裕がなくなります。 ハングリー精神は大事ですが、今のカメラマンさんのSNSのカメラマンさんの多くは、狩猟したい人であふれているなあと感じます。 押しが強すぎて、これじゃ獲物が逃げてゆきます。 狩る獲物も限りがあるので、さらに大変です。
たとえ一度、超大物が捕れたとしても、実はそんなに長続きしません。
有頂天になってしまって、次が大空振りしたり、自分を見失ってしまいます。
SNSで、三年前に流行っていた人って、どれくらい思い出せますか?
そういう人たちは、自分の「田んぼ」を見つけたのか、
はたまた、消えてしまったのか定かではありません。
◎じゃ、具体的に「田んぼ」って何を指すのでしょう。
定期的な安定している取れ高が読める収入。
ママカメラマンさんとかは、旦那さんのサラリーがそうかもしれませんし
ウチがやっている学校写真とかもそうです。
大きな企業からの定期的な撮影とか、
スタジオを作るというのも同じ流れなんだと思います。
この際、写真の仕事以外に考えればもっともっとあることでしょう。
そして、ちゃんと「田んぼ」があるから、狩猟が楽しくなって行きます。
大物狙いが出来るようになるのです。
大マグロを釣ってみたいとか、猪が捕れたりするんです。
「田んぼ」って、作ることも出来るんですが・・・それはまた今度のお話。
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