コラム|心と形と価値

コラム|結婚式の歴史のつづきです)


結婚式の歴史を調べていて感じたこと。
ルールが決まっているように見えて、実は思いつきに近い形でやってみたことが、他の人を共感を得てそのまま形式化していった。

たとえば・・・

ある男が恋する女性に野の花を摘んで、結婚を申し込んだ。
女性はイエスの返事の代わりに、花を一輪の男の胸に飾った。

結婚式業界関係者なら誰も知ってるブーケ・ブートニアの儀式です。
よく見る演出ですが。

イメージして下さい・・・

一番最初に花を贈った男は、どれだけ真剣に、どれだけ女性のことを想い、どれだけ緊張して花をあげたことだろう・・・・・・

それを思うと、ぼくは「幸せの黄色いハンカチ」の高倉健になった気分です。

やがて、その話を聞き共感した第二の男が恋人のために同じように野の花を摘む・・・
こうして形式が出来てゆくのでしょう。
そのうち形式だけになって、最初の男の緊張や感激は忘れられてしまう。
現代ではブーケ・ブートニアの儀式のお花の注文を、花嫁さんがお花を決めちゃったりするけど、そこに疑問を持たなくなります。


結婚式は形から入ってゆく人が圧倒的に多いのですが、
それに振り回されて、必要以上のことをしてお金やいろいろなことで悩んでいたら、何か本末転倒のような気がします。
結婚式が苦痛になってゆく。

その形は本当に必要ですか?

そんな形に振り回されるんじゃなくて、
自分達がホントに大切にしたいことをちゃんと感じながら、
自分達ができる範囲で結婚の想い出を記念するイベントであればいいわけで、
そのイベントが既成の結婚式という枠にあてはまらなくなっても
それはそれでイイんじゃないかと思うのです。

心と形と価値

形なんかより「気持ち」が一番大事なんです。










2012/10改正